Twitterキャンペーンを成功させるために意識するべき点とは?
タイムラインに友人がリツイートしたTwitterキャンペーンを見たことがある人はどのくらいいるのでしょうか?Twitterキャンペーンは集客を目的として行われることが多く、企業にとっては多くのメリットがあります。しかし、企画内容が薄ければ失敗することもあります。そこで、Twitterを利用して集客を行う利点や手順、成功のポイントについて解説しましょう。
Twitterを利用して集客を行う利点
手軽に拡散できるSNSはほかにもありますが、なぜTwitterを利用して集客するのでしょうか。数あるSNSの中からTwitterを選択し、キャンペーンを実施するメリットについて解説します。
アクティブユーザーが多数いる
Twitterのアカウント数は2017年の時点で4,500万人と発表されています。このアカウント数はLINEの次に多く、普段使いしている人が多いSNSだということもわかります。
匿名でのアカウント作成が可能なことと、複数のアカウント所持ができるのも気軽に理由できる特徴でしょう。アカウントの作成時に本人確認もなく、作りたいと思った時にアカウントを作成できます。
リアクションが非常に早い
テレビで放送されている内容に対し、Twitterのタイムラインで議論されていることもしばしばあります。リアルタイム性が高く、その時に報道された情報などはすぐに話題となることが特徴です。
そのリアクションの早さを利用し、指定のハッシュタグをつけて投稿すればその投稿に対してすぐにコメントをするニュース番組もあります。
拡散力が高い
Twitterは話題性・速報性のある話題の拡散力が非常に高いです。よい情報も悪い情報もすぐに拡散されるため、絶対によい点だとはいい切れませんが、その特徴を利用してキャンペーンをすれば多数の応募が期待できます。
Twitterキャンペーンを行うまでの大まかな手順
Twitterキャンペーンを行う際の手順を簡単に説明します。企業が実施するイベントと同様に、企画内容をきちんと決めていなければ効果はあまり出ません。キャンペーンを実施するための大まかな手順を理解し、どのような準備が必要なのか考えておきましょう。
現状の分析と課題の設定
企業・ブランドが抱える問題はどこか分析し、それをクリアするための課題を設定します。つまり、キャンペーン実施後にどのような効果が得られ、それが現状での課題を解決できるかどうかを検討する必要があります。キャンペーンは慈善事業ではありません。きちんと目的を持って企画しましょう。
キャンペーン形式の決定
Twitterキャンペーンには次の5つの形式があります。
①フォロー&いいねキャンペーン
②フォロー&リツイートキャンペーン
③インスタントウィンキャンペーン
④フォロー&ハッシュタグ投稿キャンペーン
⑤カンバセーショナルカードキャンペーン
①②④は想像しやすいキャンペーン形式ですが、③と⑤は聞きなれない人も多いのではないでしょうか。③は自動返信でその場で抽選結果がわかるキャンペーンです。数週間・1か月後の抽選結果発表まで待てない人も気軽に参加できます。
⑤は④の派生として生まれた形式です。指定ハッシュタグ付きCTAボタンを最大4つまで設定でき、ユーザーがボタンをタップすれば自動的に投稿作成画面が立ち上がります。自動作成された投稿内容をツイートするだけのため、参加のハードルが低いことも特徴です。
企画内容の詳細を考える
企画内容の基本である予算やターゲット・プレゼント内容・キャンペーン期間・運用体制などを細かく設定しましょう。
さらにTwitterキャンペーンで獲得できる「キャンペーン参加者数」「インプレッション数・動画再生数」「エンゲージメント数」「UGC獲得数」「サイト遷移数」「店舗・イベント来店数」「商品購買数」「SOV」などについて予想を立ててみましょう。
これらはKPIと呼ばれ、目的に沿って設定することがキャンペーン実施の上では必要不可欠だとされています。
Twitterキャンペーンを成功させるためには?
せっかくキャンペーンを実施したのに応募者が少なければ意味がありません。Twitterキャンペーンを成功させるための、参加者数を増やす工夫を紹介します。
当選者数を多くする
毎月1名が当選するキャンペーンであれば参加しますが、不定期に開催されるキャンペーンで当選者が3名と少なければ「どうせ当たらない」と諦めて参加しない人もいます。そこで、当選者数を多く設定しましょう。
当選者数が多ければ当選率も高いと考える人も多く、応募者がどんどん増えます。応募者が増えれば母数が増えるため、確率としてはあまり高くないかもしれませんが「もしかしたら当たるかも」と思わせることが重要です。
先着でプレゼントする
応募順に先着でプレゼントする方法です。「早い者勝ち」となれば、応募するか迷っているうちにキャンペーンが終了してしまう可能性もあります。店頭で「数量限定」「期間限定」と書いてある商品と同じで、「この機会を逃したらもう次はないだろう」との思いからすぐに応募することが期待できます。
Twitterキャンペーンを利用して集客を行う利点と大まかな手順、キャンペーンを成功させるための参加者を増やす工夫について解説しました。
プレゼントする景品やクーポンについては単価が高くなければ当選数を圧倒的に多くするのも1つの手です。さまざまな工夫を凝らし、キャンペーンを成功させましょう。
