Twitterキャンペーンのカンバセーショナルカードって何?
Twitter上で、個人の投稿でも見かけることが多くなっているカンバセーショナルカード。企業にとってはキャンペーンで利用するとさまざまな効果が見込める機能なのです。この記事では、カンバセーショナルカードを使ってキャンペーンを行うことのメリットなどについてご紹介します。
カンバセーショナルカードとは
カンバセーショナルカードとはTwitter上で広告を配信する機能のひとつで、投稿にハッシュタグ入りのボタンを添付するツイート形式の広告の仕組みです。このボタンはハッシュタグ付きコールトゥアクション(CTA)と呼ばれ、日本語では「会話型」という意味になります。もともとは企業の問いかけに対して、ユーザーの好みや意見を聞くことができ「カンバセーション=会話」を生み出すことが前提となっている広告機能です。
投稿を見たユーザーがボタンを押すと、あらかじめボタンに設定された投稿文が自動的にユーザーのツイート画面に作成されます。ユーザーが投稿することで、同じハッシュタグのついた投稿をあげることができるので、商品やサービスの拡散されていく結果になるのです。カンバセーショナルカードは1つの広告に対して4つのハッシュタグ入りのボタンを設定できます。
カンバセーショナルカードはTwitterキャンペーンに利用できる
Twitterを利用したマーケティングは従来、企業が発信したキャンペーンをユーザーがリツイートする一方向的なものが多かったのですが、カンバセーショナルカードを導入することで、さまざまなマーケティングが展開可能となります。
クイズ形式にする
ユーザーにクイズ形式で質問を投げかけ、答えをカンバセーショナルカードで選択することでハッシュタグのついたツイートを投稿してもらうという手法です。クイズに答えるだけ、という心理的なハードルの低さから、キャンペーンへの参加を促進できます。
さらにインスタントアンロック機能を利用することで、投稿することで選んだボタンに合わせた動画にアクセス可能となるなど、ユーザーの参加することに対する限定感をくすぐりながら、投稿による拡散を狙うことができます。
メッセージを1つに絞る
カンバセーショナルカードを使った投稿ではCTAボタンを4つまで設定できますが、あえて1つに絞ることでメッセージを強調する効果が期待できます。投稿を見た時に、メッセージが1つの方が大きく表示され視認性が高くなる効果があります。強く発信したいメッセージがあるときに、効率よくユーザーに浸透させるために使う手法です。
Twitterキャンペーンにカンバセーショナルカードを利用するメリット
Twitter上でキャンペーンを実施するときに、カンバセーショナルカードを使った投稿を行うメリットを一言でいうと、ユーザーの参加に対するハードルの低さにあるといえます。
高い拡散性
カンバセーショナルカードを使用することで、ユーザーはCTAボタンを押すだけで自動的にツイート文の作成と投稿が可能になります。ユーザーが投稿した文章にもカンバセーショナルカードが自動的につくため、連鎖的に内容が拡散されていくのです。高い口コミ効果が期待できることがメリットのひとつです。
ユーザーが認識しやすい
カンバセーショナルカードは、画像や動画だけでなくツイートの下部をハッシュタグ入りのボタンで占有するため、ユーザーが認識しやすいといえます。拡散されたツイートにも同じように画像や動画、CTAボタンが添付されるため視認性が高く、目にしたユーザーがキャンペーン対象の商品やサービス、実施している企業への認知を高めていく効果が期待できます。
双方向のコミュニケーション
カンバセーショナルカードを導入すると、キャンペーン投稿のCTAボタンを押すことでキャンペーンに参加してくれたユーザーに対して、お礼のメッセージや自動返信を設定できます。ユーザーとコミュニケーションをとることで、すでにサービスや商品を知っているファン層にはより身近な存在と認識してもらえる点も、継続的な関係性を作る上で大きなメリットといえます。
ユーザーが参加しやすい
ユーザーの参加しやすさは、企業が実施するキャンペーンの重要なポイントとなるでしょう。カンバセーショナルカードは、アカウントをフォローしたあと、選んだCTAボタンを押すだけで参加が完了します。自分でハッシュタグを入力するなどの従来の方法より手順が少ないため、ユーザーは気軽に参加がしやすい環境となります。クイズやアンケートの形式になっている宣伝色の薄いキャンペーンについて、ユーザーは抵抗なく参加している傾向があり、拡散という目的に対して非常に効果が高いといえます。
まとめ
カンバセーショナルカードは、企業がキャンペーンを実施するときに効果の高い機能であるといえます。とくに商品やサービスに対する動向を知るためや、対象商品や企業に対する認知を高めるという目的に対しては有効な手段となるでしょう。ユーザーとのコミュニケーションで反応をみながら認知拡大を目指すために、カンバセーショナルカードの導入を検討してはいかがでしょうか。
